酵素

体内での化学反応に対して働く物質です。吸収・消化・代謝・排泄といった生命活動の全ての過程に必要です。食べ物が体内に入ると、栄養として吸収出来るように化学反応が起こります。以降も、消化から排泄に至るまでそれぞれに化学反応が起こり、体内で作られる酵素の働きにより、維持されています。体内で作られる酵素は二つに分けられます。食べ物を消化する為に必要な「消化酵素」と、細胞を作る時といった体内における化学反応の時に必要な「代謝酵素」です。体内で作られる酵素は無限ではないので、不足すると生命維持活動に支障を与え、やがて“死”を迎える事になります。この酵素を助ける為に、補酵素という物質があります。ビタミンやミネラルがこれに相当します。代表的な補酵素として、チアミンニリン酸・ピリドキサールリン酸・葉酸などがありますが、最近はサプリメントとして利用されるものも増えています。多くの酵素は蛋白質から構成されているので熱に弱いのですが、対して補酵素は耐熱性です。しかし、補酵素も酵素が存在しているからこそ役に立つものです。

食べ物から摂取する酵素を「食物酵素」と言います。昔は、発酵食品で酵素を摂っていましたが、欧米の食文化の影響で食生活が変化してきた事もあり、現在は慢性的に不足しているようです。食品の分野にとどまらず、医療面においても治療薬や酵素量の検査・診断、化学工業製品の製造や日用品への利用など、広く応用されています。

5大栄養素

蛋白質・脂質・糖質を3大栄養素と言います。これに3大栄養素を支えるビタミン・ミネラルが加わり、5大栄養素と呼ばれています。

蛋白質は、筋肉や臓器・毛髪・爪・皮膚をはじめとした、身体を構成する為の主な材料となります。エネルギーの供給源としても重要な役割を持っています。20種類のアミノ酸で構成されており、体内での合成がきかないので、外から食べ物を通して摂取するしかない物質です。

脂質は、身体を動かす為に必要なエネルギー源です。細胞膜や血液・神経組織・核酸などを構成する成分となります。特にカロリーの高い栄養素なので、量と質に注意して摂取しないと、肥満・糖尿病・高血圧・動脈硬化といった生活習慣病を招いてしまいます。しかし極端に摂取するのを抑えると、皮膚がカサカサになったり、子供の成長を阻害したりしてしまいます。

糖質は、脳や神経系の唯一のエネルギー源として重要な栄養素です。身体の構成や、体温調節、筋肉の発達に対しても欠かせないものです。脳は、ブドウ糖しかエネルギー源としませんので、生命維持に必要不可欠な栄養素と言っても良いと思います。

ビタミンは、大きく分けると水溶性ビタミン・脂溶性ビタミンの二つ分けられますが、その種類は全部で13種類存在しています。いずれも体内での生成は出来ないので、外から補わなければなりません。種類ごとに異なる働きをしますが、3大栄養素が体内での働きが滞る事がないよう、ミネラルと共に3大栄養素を支えています。

ミネラルは、無機質とも呼ばれ、カルシウム・マグネシウム・リン・カリウムなどの元素の総称です。身体を作る食べ物は自然界で育ち、その自然界の元は元素です。即ち、5大栄養素のミネラル以外の栄養素は、ミネラルがあってこそ初めて動く事が出来るのです。