裏原系

裏原宿とは、原宿通りやキャットストリートあたりの洋服店が集まっている一帯を指しています。この辺りから90年代後半に生まれたストリート色の強いスタイルがこの裏原系です。

渋谷などで古着が流行っていた頃、裏原宿ではインポートを扱う店が段々と増え、その流れで独自のファッションを展開する店が多くなっていき、裏原系と呼ばれるようになりました。ファッション的な特徴は特になく、アメカジや古着やB系、モード系などと幅広いジャンルが含まれ、ファッションジャンルと言うより一つの文化として一世を風靡しました。

裏原系誕生には、カリスマとして知られる藤原ヒロシ氏の存在があります。彼の発信するファッションや音楽などは、当時の10代や20代の若者に強い影響を与えました。

同氏の交友関係の広さから、ミュージシャンやモデルなどにもとても人気があり、モデルが自分のブランドやショップを立ち上げたりすることが多くなったのもこの裏原ブームの時期です。新作アイテムの発売日には店頭に行列ができ、雑誌で人気モデルが着用したアイテムなどはオークションで高値がつくこともありました。

この裏原系は、ファッションだけでなく音楽やカルチャーなど様々な要素が含まれており、そういった側面も含めて人気だったことから同氏の影響力の強さを感じさせます。

この系統の代表的な雑誌は、Smart、streetJackなどです。

現在ではかつてほどの勢いはないにしろ、そのカルチャーに影響されて現在のファッションスタイルを確立した人も多いのではないでしょうか。

モード系

モードとはフランス語で流行やファッションを意味する言葉であり、その名の通りモードの発信源であるコレクションやハイファッションを中心としたジャンルがモード系と言われています。パリコレクションやミラノコレクションに登場するハイファッションブランドを好み、エッジの効いたアイテムや髪型をするのが特徴です。

トラディッショナルであるコンサバ系とは対照的なスタイルと言えるでしょう。

大胆で斬新なデザインのアイテムが多く、他にはないシルエットなどにこだわったアイテムが好まれる傾向にあります。黒一色や原色使いなど色使いは様々で、ブランドやデザイナーによって独特の雰囲気があります。

スタイリッシュなイメージですので、細身な体型だと着こなしやすいでしょう。また、どんなアイテムも比較的高価ですので、金銭的に余裕のある人やいわゆるセレブといった人たちに人気のあるジャンルでもあります。

最先端のファッションが好きな人、エッジィな着こなしで都会的な雰囲気を好む人、他人と同じファッションをしたくない人、服にかけるお金を惜しまない人などにおすすめです。

モード系は時代によって大きく変わりますが、昨今では一部の裏原宿系やアメカジ系やきれい目系もこのモード系に含まれ、実はとても広義的なカテゴリーでもあります。

東京コレクションに登場するような、ドメスティックブランドなどはとくに最近人気ですので、モード系と他のジャンルも曖昧になってきているのかもしれません。

服が大好きで強くこだわりのある人がたどり着くカテゴリーと言えるでしょう。

アメカジ系

根強い人気のアメカジ系は、その名の通りアメリカンカジュアルの略で、アメリカの大学生をお手本として広がりを見せたスタイルです。基本的な着こなしは、Tシャツにジーンズとスニーカーなど、とてもシンプルなものです。

多くのカジュアルスタイルの基本とも言えるファッションですので、もはや定番のジャンルですね。トレンドによってアイテムが大きく左右されることもなく、体型もさほど問わず着こなすことができることから、幅広い年代に支持率の高いスタイルでもあります。

アメカジと言ってもそのスタイルは様々で、バイカー、ワーク、ミリタリー、スポーティー、カレッジなど多くの要素があり、ライフスタイルや好みによって自分らしく着こなしができるのも魅力の一つです。

アメカジにはマニア的な要素が多いこともよく知られています。高価なヴィンテージのデニムやレアなアイテムを集めたり、また、デニムやブーツなどを長年愛用してその使い込んだ雰囲気を楽しんだりするなど、物に対するこだわりが強い男性におすすめのスタイルでもあります。最近ではネイティブインディアンの柄やアクセサリーを取り入れたスタイルも多くなってきました。また、古着屋やフリーマーケットをうまく活用してリーズナブルかつおしゃれに着こなす人も多くいます。

おしゃれ初心者から上級者まで、選ぶアイテムや着こなしで長く楽しめるファッションスタイルと言えるでしょう。

参考になる雑誌は、Lightning、street JACK、Free&Easy、2ndなどです。

ストリート系

ハイファッションの対極がこのストリート系ですが、ストリート系と一口に言ってもスケーター系、B系など様々です。

スケートボードなどのエクストリームスポーツや、ヒップホップなどの音楽に影響されており、実に幅広い世代に根強く支持されている系統で、ファッションというよりはライフスタイルそのものであるとも言えます。

全体的にゆったりめのシルエットですが、アメカジや古着を取り入れたミックススタイルでは細身のアイテムを合わせることもあります。スケートブランドやアウトドアブランド

、音楽レーベルのロゴTシャツやバンドTシャツなどを取り入れることが多いのがこのスタイルの特徴です。洋服だけでなく、音楽ジャンルやスポーツジャンルに似合った髪型をするのもポイントですね。

最近では、ガチガチにストリートブランドで固めた典型的なスタイルは徐々に減り、スポーティーでカジュアルな要素があるスタイルを広くストリート系と呼んでいるようです。昨今のアウトドアブームで、トレッキングシューズやレインウェアなどのアウトドアアイテムを合わせる着こなしも増えてきています。

また、m-floのVERBALのように、ストリート系にモードやハイファッションの要素を取り入れたスタイルも人気で、とにかく自由度の高いスタイルとも言えます。好きなミュージシャンの着こなしを参考にする人も多いのではないでしょうか。

ストリート系の人気雑誌といえばsmartです。他には、COOL TRANS・Samurai Magazine・Ollie・WOOFIN’などがあります。