走行距離の確認

走行距離は自動車購入のために知っておく必要な重要項目である。売り主も買い主も走行距離に関する知識を身に付けておこう。

本来現在表示されている走行距離が本来の走行距離よりも少ない場合に、走行距離の異常となる。走行距離の異常は次のような原因で起こる。スピードメーターの故障によるメーター交換を行った場合、正規ディーラーにて交換修理していなかったり、修理交換履歴を証明する記録簿を紛失した場合は走行距離不明の扱いになる。また社外アフターパーツのメーターへの取替えも同様に不明扱いとなる。

自分が売り主になる場合には、自動車の走行距離を事前に調べる事ができる。これは日本オートオークション協議会が実施している走行メーター管理システムというもので、自動車がオークションにて流通した時に個々の自動車の走行距離がチェックされ、蓄積された流通データを走行距離の不正防止目的で利用できるようになっているものだ。一般のユーザーでも、手元に車検証や車検証のコピーなどの車両詳細が分かるものがあれば、走行メーター管理システム加盟店・受付窓口などに依頼すれば誰でも利用する事ができる。

走行距離の改ざんや詐欺は個人売買で最も多い不正である。不正は人間の習性上隠す傾向にあり、それを防止する策としては自動車売買契約書に記載することによって証拠を残す、また事前に車検証コピーを貰って走行メーター管理システムを利用することにより、対処できるだろう。

冠水車の確認

まず冠水車とは何か。なかなか聞き慣れない言葉だが、文字通り台風や大雨の洪水などで、水に浸かってしまった車のことを指す。

では冠水車で確認しなければない点を述べておこう。冠水車は、事故をしているわけでもなく、内外装をきれいにするとそれを見分けることが難しいということがある。

まず車内の臭い。どこまで冠水したかは定かではないが、シートの上まで冠水した可能性がある場合は特に臭いもひどくなっている場合がある。乾いても強烈な臭いがし、
生臭いような、汚れた雑巾の臭いというか生理的にいやな臭いの車は要注意だ。

次にパワーシートが可動しない場合は、モーターショートやレールがサビついているために可動しないのだ。次にオーデイオやナビなどの電源入ら無い場合の電気系統のチェック。パワーシート同様冠水によりショートしていることが考えられる。また変速タイミングがおかしい場合も要チェックだ。コンピューターが不良の為A/Tシフトショック及び変速タイミング不良のために起きている。A/T内部やトランスファー内部に水が混入したために、継続的に運転していると壊れることもあるだろう。また足回りからパキパキと不快な音がするなども注意しなければならない。ボールジョイントのダストブーツをめくると錆だらけになっているために起こる現象だ。そのうちボールジョイントが外れ、大事故に繋がることもある。

いずれにしても大きく述べていないが、サビがひどい点が原因でおこることが多いので、目に見える場所、見えない場所も確認が必要だが錆び付いている車には注意が必要だ。

事故車と修復歴の確認

細かな修復歴の判断にはかなり勉強や経験が必要となってくる。現在、板金修理技術もかなり発達しており、プロの目でも分かり難い場合もある。わかりやすい点を何点か紹介しておこう。

まずはじめはボンネットとフェンダーボディの部分だ。ボンネットとフェンダーの段差や隙間が無いか?確認しよう。段差や隙間ができていれば修理歴ありだ。次は、インサイドパネル。鉄板が波打って曲がっていたりすれば修理歴ありの証拠だ。バンパーの裏からチェックすれば、修復箇所が確認できるだろう。トランクフロアもチェックポイントだ。一見しただけではなかなか発見しにくい場所だが、防水シーリングの上から塗装されている場合は要注意が必要。通常、新車時にはシーリングがハッキリと見えているのが普通だからだ。次に、フロントピラー部分。通常フロントピラーの内側は安全ゴムのような物で覆われているが、そのゴムの下がチェックポイント。ゴムの下がパテで埋められていれば、修理歴がある証拠だ。必ずチェックしなければならない肝心な点はフレーム修正機の爪跡。フレーム修正機とは、事故でフレームが曲がった時によく使われる板金設備のクリップ跡。これを使用し修復を行ったということはかなり大きな事故があったということだ。ダッシュパネルの上部やボディサイドのジャッキアップポイント周辺に、上記のような爪跡が見つかれば要注意が必要だ。塗装技術なども向上しているため分かりにくい点があるかもしれないが、マメにチェックすることをお勧めする。