カプサイシンと脳

カプサイシンはアルカロイド(天然由来有機化合物の総称)のひとつで、元祖アルカロイドといえばモルヒネと言われています。モルヒネは依存性の強い麻薬として有名ですね。

ではアルカロイドのひとつのカプサイシンに、麻薬性はないの?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

 

カプサイシンは確かに脳内麻薬と呼ばれるβーエンドルフィンを発生させます。βーエンドルフィンは陶酔感や高揚感をもたらす為、それがクセになるという意味で麻薬という言葉が使われていいます。

 

その他にもβーエンドルフィンが発生するとモルヒネの鎮痛効果と同様の効果が見られるため、「体内で分泌されるモルヒネ」というところから「脳内モルヒネ」と呼ばれる場合があり、麻薬性があるのではないか?と思う方も多くいますが実際麻薬性はありません。βーエンドルフィン自体に害はないのでカプサイシンもまた脳に害を与えることはないといえます。

 

また「辛い物を食べすぎるとバカになる」と聞いたことがあると思いますが実証されているわけではありません。しかしカプサイシンは痛覚を刺激しそれが脳へのストレスになるので、カプサイシンを過剰摂取すればもちろん脳へ過剰なストレスを与えることとなります。

 

ストレスを感じると、アドレナリンなどを分泌しますが、これが過剰な場合、人間の記憶や情報を司る「海馬」等に損傷を与える場合もあります。過剰摂取とは例えば一味唐辛子を1日に何本も使うなどを指すので、日常で使用する場合には問題はありません。

カプサイシンの摂取量

カプサイシンの摂取量は効果によって若干のバラつきがありますが、身近な平均的目安としては食事1回につき唐辛子を小さじ半分程度が良いとされています。小さじは調味料によって少し量が変わりますが、小さじ=5gなので1回の食事につき2gの唐辛子ということになります。

 

唐辛子2gに含まれるカプサイシンはおよそ6mgで、熊本大教授の育毛・発毛効果の検証では1日3回、カプサイシン6mgとイソフラボン75mg(大豆を約30g)の摂取を1週間続け、発毛効果が実証されました。よって育毛・発毛効果を期待するのであれば、イソフラボンも同時に摂取することをオススメします。

 

ダイエット効果や胃炎予防に期待する方は唐辛子を1回の食事につき小さじ1/4程度(1~2g)で良いでしょう。カプサイシンの入った調味料としては、コチュジャンや豆板醤は小さじ1が目安なので、こちらの方が料理の幅も広がります。また鷹の爪では唐辛子約1本分が目安となります。鷹の爪もパスタや炒め物など様々なものに活用でき、お子様も取り除きやすいので毎日の料理には取り入れやすいですね。

 

1回の食事につき、といっても「朝から唐辛子はちょっと…1度に摂取しちゃ駄目なの?」という方もおられると思います。もちろん1度に摂っても問題はありませんが、カプサイシンの血中濃度を保つことが1番良いとされているので、より効果を期待する方は朝・昼・晩の3回程度に分けて摂取することをオススメします。

 

カプサイシンは脂溶性なので、辛い物が苦手な方はヨーグルトや牛乳などと一緒に食べると辛みも和らぎます。またサプリメントでは辛みもないので、是非こちらもお試し下さい。

カプサイシンが含まれる食物

カプサイシンといえば「唐辛子」と大半の方が答えると思いますが、それもその筈。一般的な唐辛子の成分の約8~9割はカプサイシン類と言われています。唐辛子にも様々な種類があり入っているカプサイシンの量も違うので辛みも様々なのです。

 

カプサイシンの量を表す「スコヴィル値」というのがあり、有名な能鷹唐辛子では100,000~125,000のスコヴィル値が出ています。この数値は砂糖水で薄めて辛みが分からなくなるまでの希釈倍率なので能鷹唐辛子の場合、水で100,000倍に希釈すれば辛みが分からなくなるということです。唐辛子類にはピーマンも含まれますが、スコヴィル値は”0”なのでピーマンにカプサイシンは含まれていないということが分かります。

 

またスコヴィル値の基準となっている純粋なカプサイシン自体は、16,000,000スコヴィル値とされています。ちなみに「ワサビ」も辛みを感じますが、辛み成分がカプサイシンではない為スコヴィル値では測れません。

 

カプサイシンが含まれる食物は唐辛子を使ったものがほとんどなので、キムチやタバスコ等がおなじみでしょう。またキムチが国民食となっている韓国の料理は唐辛子を主とした辛い料理が一般的なので、食物からカプサイシンを摂る場合は韓国料理をオススメします。

 

韓国料理など、辛い物を食べる際には温かいものと一緒に食べるのが良いでしょう。カプサイシンには発汗作用があり辛い物を食べると汗がでますが、実際に体温が上がるわけではなく脳の温度センサー「ニューロン」を刺激して汗を出させています。汗が出ると実際の体温は下がっていくので冷えに繋がる場合もあるのです。

カプサイシンの使用例

カプサイシンの使用例といえば、身近なところではやはり日々の料理でしょう。

唐辛子の主成分となっているので、様々な料理に使うことができます。カプサイシンには中枢神経を刺激する効果があるので、夏バテで食欲がないときにオススメです。また血行促進や発汗作用があるため、冷え性の方や新陳代謝が悪い方にも効果を発揮します。カプサイシンは内部からも働きかけてくれるので、冷房の冷えにも有効です。

 

そしてカプサイシンはエネルギー代謝を促進させるので、脂肪の分解や疲労物質も分解します。そのためダイエット効果はもちろんのこと、疲労回復にもつながります。その他にも健康分野では様々な効果・効能が見られるため、唐辛子を毎日のお料理に取り入れてみてはいかかでしょうか。また健康分野での効果に期待し、カプサイシンを使用したサプリメントも多く販売されていますので、効率よく取り入れたい方や辛いものが苦手な方にはこちらをオススメします。

 

カプサイシンは疼痛等の緩和に効果があり、医薬品でも使用されています。1997年以降には多くの製薬会社で神経因性疼痛等の改善をする鎮痛薬を研究・臨床開発を行っています。

 

次にカプサイシンの殺菌作用と防腐作用に注目した使用例といえば「キムチ」が有名ですが、実は建造物等にも幅広く使用されています。神社から公園のベンチにまで使用される場合があり、防腐作用としてだけではなく害虫や鳥獣の防除にも効果があるため、モノづくりの現場でも注目されています。

カプサイシンとは?

「カプサイシン(capsaicin)」は唐辛子の主成分として有名な、カプサイシノイドとも呼ばれる化合物のひとつで医薬品にも使用されています。

唐辛子を食べると「辛い」と感じますが、この辛みはカプサイシンが「痛覚」を刺激して感じているものなのです。

 

カプサイシンはアルカロイド(天然由来有機化合物の総称)のひとつで、元祖アルカロイドはあの有名なモルヒネと言われています。モルヒネは依存性の強い麻薬の一種ですが、疼痛等を緩和させる効果があり、カプサイシンには麻薬性はなく同様の効果が見られます。

その効果を利用し、疼痛治療や糖尿病性神経障害による痛みの改善にも使われています。

 

医薬品にも使われるカプサイシンですが、2010年には建国大学教授らの研究結果として「カプサイシンは癌発生を促進させる物質」として発表されました。あくまで促進させる物質ということなのでカプサイシンそのものが癌を誘発するわけではありません。またカプサイシンは唐辛子の主成分ですが、調理に使っても問題はないと実証されています。

 

カプサイシンは中枢神経を刺激し脂肪の分解の促進・発汗作用・肥満予防・血行促進など様々な効能があり、身近な例ですと辛い物を食べると汗をかくのも、カプサイシンの発汗作用が働いているからなのです。その効果を期待しダイエット食品や健康食品等にも使われています。

 

日常で取り入れやすい成分なので、カプサイシンの効果・効能を知り、より有効に使ってみてはいかかでしょうか。

カプサイシン

唐辛子を食べると「辛い」や「痛い」と感想がでますよね。実はこの辛み、カプサイシンが「痛覚」を刺激して感じているものなのです。辛い物を食べて汗をかくのもカプサイシンの効果のひとつ。体内に入るとアドレナリンの分泌を活性化し発汗作用を促すので、汗がでてくるのです。その「カプサイシン(capsaicin)」とは主に唐辛子の主成分で、カプサイシノイドと呼ばれる化合物であり医薬品にも使用されています。

カプサイシンはアルカロイドのひとつで…と言ってもアルカロイドって何?という方も多いと思います。アルカロイドとは天然由来有機化合物の総称で、元祖アルカロイドはあの有名なモルヒネと言われています。モルヒネは疼痛を緩和させるものであり、カプサイシンにも同様の効果が見られます。

医薬品としても使用されているカプサイシンですが、2010年9月に建国大学教授らの研究結果として「カプサイシンは癌発生を促進させる物質」として発表されました。ご存じの方も多いのではないでしょうか?しかし理解して頂きたいのは、あくまで促進させる物質ということなのでカプサイシンそのものが癌を誘発するわけではないということです。唐辛子の主成分ではありますが、唐辛子にはビタミンCやカロテノイドなどの生理活性成分が大量に含まれているので調理に使用しても問題はありません。

またカプサイシンは中枢神経も刺激するので脂肪の分解を促進する効果もあり、発汗作用・肥満予防・血行促進など様々な効能があるので、ダイエット食品や健康食品・サプリなどに使用される場合も多く見られます。

防犯グッズとしてもカプサイシンは使用され、一般市販されているほとんどの催涙スプレーはカプサイシンが主成分となっています。スプレーを浴びると皮膚がヒリヒリ痛み、涙が止まらなくなるので、取り扱いには充分気を付けましょう。

カプサイシンの様々な使用法をご紹介しましたが「効果・効能」を理解し、是非自分に有益な使い方を探してみて下さい。